掃除の際、不用物を処理するテクニック「たんすの上の、空段ボール箱が邪魔をしてエアコンの効きが悪い…」。ちょっと手入れすれば済むことなのに、そんな些細なことがどうにもたまらない不愉快さの連鎖となって、毎日の暮らしを暗くしてしまう…。 日本のジメジメした夏は、どこかこう、不毛な苦しみに満ちております。暑くてジメッとして耐えられないからかけたエアコンなのに、冷えてダルくてもう動けない、なんて塩梅。 「うちン中さえスッキリすれば、こんなウダウダ言わなくて済むものを!!! モォ~~~~~ッ!!!」 エアコンの下の扇風機(方向ごとに2台)、夏用に出したイグサの枕の脇に年中使っている座布団(暖色で暑苦しい)、暑くて脱ぎ散らかした服が積もるソファには誰も座れない状態、エトセトラ、エトセトラ… そんな混沌とした状態を脱する力技。 ・ジャマ を排斥しつつ、是非、 ・スッキリ になるお部屋を。リゾートに行けなくても、家でリラックスできる環境を! |テク1 「見渡してご覧、私の部屋を…」で、目をそらしたくなったポイントへGO! その、ゴチャッとした場所。他人なら「ウッ!」と一目で看破できるのに、そこに住んでいる人には何故か見えない「盲点」として存在しています。でも、自分だって毎日「見て」はいるんですけどね…。さあ、いつもの椅子に座って、お茶なんか飲みながらぐるーっと部屋を見渡してみてください。ホラ今「ま・いーや」と心の中で呟いてしまったその場所。本棚の前に積んだ本のヤマ? たんすの横に積んだ服の谷間に落ちたバッグのヤマ? 「そこ」が仕事場所です。そこが片付けば、きっと部屋全体が「スッキリ、さっぱり」綺麗になるのです。 |テク2 「片付いているところから片付ける」ことでモチベーションがUP! さて仕事始めの先ず一歩、がナカナカ踏み出しにくいという方は多いものです。うんざり、呆然としてどこから手をつけたらいいのか、口をあけてボケーッとしてしまう…。そして日曜は終わってしまう…。どうしたらいいのでしょう? そんなときは、とりあえず「片付いているところ」から片付けることをおすすめします。「本棚の前の本の山」をやっつけるのにはまず「本棚の中」から、ということです。 すでに、ちょっとは綺麗に見える「片付いているところ」であれば、もう「ちょっと」の努力でたやすく、より綺麗になります。でも、その「片付いている」中にも、今、不要物は生じているはず。そしてその不要物は周囲が片付いているだけに際立った違和感をかもし出しているはずなのです。そういうモノを排除することによって、その空スペースに「本の山」から要るモノを移すことが容易になり、「本の山」のかさも減ります。 |テク3 目に入れずに済む「収納スペース」の限界まで入れてみる! ところで「収納」とは「見せる収納」・「隠す収納」の2種類に(大ざっぱには)分けられます。一般に、「見せる収納」の方がハイレベル且つオシャレで、「隠す収納」はそれより落ちる方法であるように考えられているきらいがありますが、実際のところこれは収納する人(掃除するひと、家の整理をするひと)の「性分」に左右されることであって、どちらが上でどちらが下という話ではないのではないかと思います。 例えば棚一枚分のスペースがあって、そこに「見せる収納」を施す場合、かなりの「モノを選別する」潔さが必要とされるでしょう。なんでもかんでも置けばいい、というわけにはいきません。 でも、性格的に何かと「もったいない」と感じるタイプの人にとっては、「モノを選別する」行為は相当の苦痛を伴う上に、限られたスペースに「ゆとりをもって」見せる、という事自体がもったいなくてならないでしょう。もちろん自分を高める意味で理想の収納法にまい進するのも間違いではありません。 しかし、冷静に自分自身の性分をかんがみた上で、自分にとってもっとも苦痛でなく、快適さをもたらすであろう収納法を採用することは決して「負け」ではありませんので、自信をもって「隠す収納」を頑張っていただきたいと思います。 さて。というところから、今ある収納家具、クローゼット等の「収納スペース」の収納量ギリギリのところまで、目に余るモノたちを一気に入れてしまいましょう。食器なら食器棚へ、本なら本棚へ、余っているカラーボックスの隙間などにも。洋服ならクローゼットやたんすいっぱいいっぱいまでどうぞ。ただ、耐震ラッチなどの安全弁が機能しなくなるレベルまでは(生命の危険にまで及ぶので)入れないように。これで間に合ってしまったという方は、ここで処理を止めてしまっても良いでしょう。次段階へは、いつか困ったときに…。 問題は、「収納しきれないモノが多量にあぶれた」場合です。 |テク4 あふれたモノの種類・傾向を把握。人に譲れるもの、売れるもの、売れないもの、捨てるべきだが捨てられないものに分ける! あなたや家族の誰かが服道楽なら、おそらく「多量にあぶれ」るのは洋服や靴の類でしょう。最初の子どもに親戚中から贈りものがなされたのなら、もう使わないオモチャ類。「とにかく捨てられない」あなたの場合は、高校時代に着ていたTシャツまで手元にあるかもしれませんね。電化製品好きの人は空段ボール箱なども後生大事に持っていそうです。全巻もののマンガや歴史小説も、本棚に収まりきれずダンボールに詰まっていますね。スポーツ雑誌のバックナンバーもそうやすやすとは捨てられません。でも収納し切れません。どうする?! 「あふれたモノ」が手放せるモノであれば、どんどん手放しましょう。その際、友達などに譲れるもの(子どものお下がり服や、欲しがっていたマンガなど)、オークションやフリマで売れるもの(比較的綺麗なもの)はさきにまとめてしまいます。更に、売れないもの(お風呂で読んでしまった本など)、捨てるべきだとは思うけれど、どうにも捨てられないもの(高校時代の制服など)を分別します。45リットルのゴミ袋に入れる・ヒモで括るなどどんどんまとめてしまいましょう。 売れないもの(捨てるもの)は早々に、直近のごみ収集日に出してしまうのが肝要です。手元に残せば必ず「もったいない」に負けてしまうからです。「捨てるベキ、でも捨てられナイ」として分けたもので、収納できそうなものは収納しても良いでしょう。けれど「古すぎて虫がついていそう」「カビが生えているかも」などの場合は衛生的に、それだけ別にしておく必要があります。 「捨てるベキ、でも捨てられナイ」の中には、「段ボール箱」などもありますね。実は我が家でも悩みのタネです。オーディオやHDDレコーダの段ボール箱を夫が大事に取っています。当然かさばります。部屋に積み上げています。鬱陶しいです!!! でもこれら「いつか必ず必要になって使う」ものなんだといいます。売るときとか…。でもそれっていつ? とも思います。 「捨てるベキ、でも捨てられナイ」あぶれたモノ、というのが実は「不要物処理」的には最大のガンです。これをヤッツケルには、更なる力技が必要です。 |テク5 あふれたモノ、本・雑誌は、敢えて「通り道に置くテク」で見据えよう! 「捨てるベキ、でも捨てられナイ」モノの多くは、「捨てられない」と思っている人以外にとっては本当にどうでもいいモノであることが殆どです。段ボール箱しかり、雑誌のバックナンバー然り、思い出の制服然り…。そういうモノは、とにかく「捨てられない」と言っている人の目に日々触れる場所に置いて置く事です。本や雑誌なら積み、段ボール箱なら並べ、廊下や居室の目立つところに敢えて置きます。見据えます。だって、「そこにしか、最早置くところはない」のです!!! 捨てるべきではない、必要なモノの置き場は既に埋まっています。 さあ、でもそんなふうに積まれていては「スッキリ、さっぱり」なんて絶対実現しようもありませんよね!? …よほどの神経でない限り、「そこ」に、いつまでも置き続ける事はできません。処理・処分するまでの期間は、然程長くはならないはずです。 |テク6 あふれた冬物衣類は、「クリーニング保管サービス」へGO!(できる?) 同様にあぶれた衣類、とくにかさばる冬物衣類については、思い切ってクリーニングついでにシーズン保管のサービスを受けられることをおすすめします。これは、コートや毛皮などをプロが適切な環境で、着るまで預かってくれるサービスです。 当然、一着あたりクリーニング料金に加えて保管料金がかかり、家のクローゼットで保管するのに比べてかなり割高です。でも、それだけのコストをかけるにふさわしい服か否か? この機に判別することで「要・不要」がシビアに浮き出てくるのではないでしょうか。その服、GOできる服ですか? |テク7 「要・不要」を判断する価値観は不動ではないことを再確認する! 今だからこそ「うっとうしい!」と思うその不要物も、買った当初は「いいもの!」「うれしい!」と思える、要るモノだったはずです。同様に、今「ぜったい捨てられない!」と思うようなモノでも、1年後には「そうでもない」モノになる可能性が多々あるのです。 さきに「不要物処理のガン」と書いた「捨てるベキ、でも捨てられナイ」モノも、いずれは「どうでもいい」モノになり得ます。なります。そしてその「時」が来たら、速やかに手放すことが大事です。 この時、「でもやっぱり…」と手元に残してしまうアヤマチだけは避けなければなりません。ですから、今、手放せるモノは今! 手放さなくてはならないのです。真夏ですからかさばる衣類や紙モノを見ただけでもゲンナリしてきます。この生理的なゲンナリ感をたいせつに! 住まいの不要物処理に、シビアに当たってください。 私たちの五感の中で、やはり「目」から入ってくる情報は甚大なものです。ほんの少しでも、あいた空間のある住まいの印象は「すっきり、サッパリ」に近づくはず。だってリゾートで行く山でも、川でも、海でもとにかく! 豊かな空間の広がりによる開放感を味わうことでリフレッシュするわけですから…。 |