リング外で暴走…「ドラゴンゲート」所属レスラーがサル虐待
神戸市に拠点を置くプロレス団体「ドラゴンゲート」の練習場で飼われていたニホンザルが虐待されていた疑いが強まり、兵庫県警が動物愛護法違反(虐待、特定動物の無許可飼育)容疑で捜査していることが24日、分かった。同団体は「虐待」を否定しているが、サルの首根っこをつかんで持ち上げる写真を、ブログ掲載した所属レスラーに対して無期限謹慎処分とするなど波紋が広がっている。
東京や大阪など大都市圏で興行を打っても、女性ファンを中心に会場は超満員。いま最もチケットが入手困難といわれるイケメン揃いの人気プロレス団体「ドラゴンゲート」に警察捜査のメスが入った。
兵庫県警などによると、虐待が疑われるサルは、約10年前から同団体の道場で飼育されていた雌のニホンザルで、推定年齢10歳。「コラ」と名付けられていた。名前からして悲壮感を漂わせているが、虐待のウワサは3月ぐらいからネット上でイッキに広まった。
同団体に所属する男性選手(21)が個人ブログで、首根っこをつかみ「コラ」を持ち上げる画像を載せ、「暴れないように若干首を絞めております」といった日記も添えられていた。違う日には酒を飲ませた、熱湯をかけた、花火を向けた…という記述もあった。これが発端だった。兵庫県警は関与が疑われる、ほか複数の選手からも事情を聴いている。
たまりかねた一部のファンらが、「ドラゴンゲートでサルが虐待されている」と神戸市西部衛生監視事務所に通報。同事務所の係官が調査したところ、ニホンザルの飼育に必要な神戸市の許可を受けずに飼っていたことが判明。「コラ」の背中に約5センチ幅の傷も確認された。「コラ」は先月、福島県の同団体関係者に引き取られ、現在も飼育を継続しているという。
兵庫県警の調べに、「関係者は虐待の事実を否定している」(捜査関係者)が、同団体は5月30日に自社の公式ホームページ(HP)で「お詫びとお知らせ」を掲載。重ねて虐待を否定したが、「誤解を招き、不快感を与えた」として当該選手の無期限謹慎と一部役員の減俸処分を明らかにしている。