文筆家
高校生ぐらいの頃、なりたいものはたくさんあった。
演劇をずっとやっていたので、
舞台(演劇ではなく)に携わりたいとも思ったが、
なによりあこがれていたのは小説家やジャーナリストのような、
文章を書く仕事だった。
何もないところからワープロ(当時はワープロ全盛期)だけで、
作品を生み出せるなんてすごいと思っていた。
演劇は30人以上の大所帯で、
どこかの劇団の台本をコピーしてやる、
高校にしては結構大きくお金もある劇団だったと思う。
ただ、自分を精一杯表現するのが演劇なのに、
人の考えをコピーして模倣しているということに、
なんとも言えず納得できないような感じがしていて、
高校最後の年に数人だけで演劇をやることにした。
そのときは台本から書いたので、
15分ぐらいのものしか出来なかったのだけど、
自分としてはその過程にも結果にも納得がいきうれしかった。
今思うと朝から夜まで台本の修正に付き合ってくれたメンバーは、
すごく苦労していただろうし、ありがたいなと思う。
それは社会にでてから気づいた。
あのころのメンバーで、あのころの集中力が保てれば、
きっと今からでもすごいビジネスが出来るだろうと思う。
そのような組織を異なるメンバーで何度か作ろうとしたが、
今は純粋さがないのか、やりたいことがたくさんあるせいか、
うまくいかなかった。
話を戻すと、その演劇を作ったときに台本がなかなか完成しないので、
とりあえず一人一本の台本をメンバー一人ずつで考えてくるというのをやった。
その時の作品がデビュー作!なわけだけど、
もう書いてる途中から才能がないなと思った・・・。
なによりおもしろくないし、
小手先だけで骨が組み立てられてなかった。
結局、一人才能があるメンバーがいたので、
そのときは、そのメンバーに全部書いてもらって、
自分の台本は即時ボツになった・・悲しい。
いつかデビューできないかな。ないか・・。